みなさん、こんにちは!
台湾式足つぼ専門スクール「リマイスター学院新大阪校」代表の円田です!
今回は「物申し系コラム」になっています。
テーマは「足つぼは痛ければ痛いほど効くのか?」について。
これは日本では永遠のテーマなのかもしれません。
SNSが発達してから、気軽に足つぼ動画に触れることができますよね。
ASMRや見てて気持ちよくなるようなマッサージ動画とか。
僕もたまに見ます笑
ですが、今回取り上げるのは、その中でも視聴者の気を引くために作られたとんでも足つぼ動画についてです。
「悲鳴を上げのけ反りながら棒でガリガリ」
「明らかにおかしい体勢で目一杯グリグリ」
「ふくらはぎが赤黒く変色するほど道具でブチブチ」
まるで暴力のように施術する方は、大抵笑っていることが多いです。
ちょっと怖いです、、、
最近ではインスタグラムでも見かけることがありますが、YouTubeにとても多いですね。
世の中には様々な考えがありますので、良い悪いのお話をするつもりはありません。
ですが、やっていい事と悪い事はあります。
あくまでも、円田の考えをお伝えできればと思います。
まず大前提に「耐えられないほどの物理的な刺激を与えることは筋肉や筋膜を損傷してしまう恐れがある。健康的な回復が妨げられるばかりか、足療を拒絶される可能性がある」ということ。
そもそも足つぼは痛くなければいけないのでしょうか?
ひと昔前、約40年前の台湾では「痛い方が効果が高い」という考えが少なからず存在していました。
台湾で足つぼを広めた始祖も、その考えを持っていました。
そして約30年前、日本もその考えを受け継いでいます。
ところが、その「痛い足つぼ」はメディアによって本来の目的から逸れた扱い方をされ始めます。
そうです「罰ゲーム」です。
日本の足つぼは、メディアによって「痛いもの」として意識づけされてしまいます。
それがそのまま施術師側にも間違った思想を植え付けることになっています。
僕が思うに、今の日本では下記のパターンで誤った施術法が発生していると考えています。
①良くしてあげたい気持ちから強い刺激を与えてしまう
②オールハンドでの施術経験が乏しく感覚が分からず棒で強く刺激してしまう
③痛ければ痛いほど効く、痛い足つぼ信者になっている
④激痛足つぼを売りにしないと人が来なくなってしまっている
①→④の順番で思考や技術の修正が難しくなります。
台湾式足つぼの始祖は2018年に下記のように発言しています。
「事實上,初期的手法確實偏重,甚至引起有些綜藝節目拿足部反射健康法做為節目効果的工具,對此我們深感遺憾。」
「確かに初期の手法には過度な偏りがあったが、バラエティ番組の道具として足つぼが使用されていることがとても残念で遺憾だ。」
バラエティの罰ゲームのように利用されることは始祖の本望ではありません。
さらに言えば、現在の台湾では必要な時以外で痛い施術はしてはいけないとまで言われています。
円田のスクールではその辺りの考え方と施術法をしっかりとお伝えしています。
話題性のために痛がるお客様をSNSにあげる気持ちは分からなくはないですが、それを商売としてしまうことはあってはならないのではないでしょうか。
「正しい知識と技術を持った足つぼ師を育てたい」
また一つ使命が増えました。