こんにちは。
台湾式足つぼ専門「フットセラピストアカデミー」の圓田です。
足つぼを受けていると、
「同じ場所を押しているはずなのに、人によって全然違う」
と感じることがありませんか?
実は、足つぼは反射区の場所を知っているだけでは、上手な施術にはなりません。
同じ場所に指を当てていても、
足の持ち方。
身体の位置。
指の角度。
力を入れる方向。
圧を入れるスピード。
こうした細かな違いで、受ける側の感覚は大きく変わります。
そして、もう一つとても大切なのが、
「マッサージになりすぎないこと」
です。
台湾式足つぼ、正確にはリフレクソロジーには、「押し方」というものがあります。
長く押しすぎてもいけない。
短すぎてもいけない。
手の動きが速すぎてもいけない。
逆に、遅すぎてもいけない。
単に「気持ちよく揉む」ということとは、少し考え方が違います。
台湾では観光向けの足裏マッサージが広まり、日本でも「足つぼマッサージ」という言葉が一般的になりました。
そのため、
台湾式足つぼ=強めの足裏マッサージ
というイメージを持っている方も多いと思います。
ですが、私が台湾で学んでいる最新理論では、ここは明確に分けて考えます。
足裏マッサージの父とも呼ばれる呉若石神父は、リフレクソロジーはリフレクソロジーであって、マッサージとは別のものだと考えておられています。
つまり、
技術としての足療と、一般的な足つぼマッサージは、同じものではない。
ということです。
日本で長く「足つぼマッサージ」をされてきた方にとっては、少し驚く内容かもしれません。
私自身も台湾で学びを続ける中で、
「同じ足を触る技術でも、何を目的に、どう押すかで、こんなに考え方が違うのか」
と感じることがあります。
だからFTAでは、「どこを押すか」だけではなく、
「どう押すか」
をとても大切にしています。
例えば、ただ強く押せばいいわけではありません。
同じ強さでも、圧の入り方が雑だと痛いだけになりますし、身体の使い方がうまくできていなければ、施術者自身の指や手首にも負担がかかります。
一方で、身体全体をうまく使って圧を入れることができれば、必要以上に力まなくても、深く心地よい刺激を届けることができます。
見た目では同じように押しているように見えても、実際にはまったく違う。
だからこそ、技術は「見て覚える」だけではなく、実際にやって、受けてもらって、修正していく必要があります。
そしてもう一つ大切なのが、
相手によって施術を変えること。
同じ圧でも、心地よいと感じる人もいれば、痛いと感じる人もいます。
足の硬さも違いますし、痛みに対する感覚も違います。
100人いれば、100通りの足があります。
だから私は、
「この強さが正解」
という一つの答えだけを教えることはしません。
相手の反応を見ながら、
「この人には、どの角度で、どのくらいの圧が合うのか」
を感じ取ることも、技術の一部だと思っています。
足つぼは、反射区を覚えれば終わりではありません。
むしろそこからがスタートです。
どこを押すのか。
どう押すのか。
どのくらいの時間、どのリズムで刺激するのか。
その違いを少しずつ理解できるようになると、施術はどんどん面白くなっていきます。
次回は、少し技術から離れて、
「なぜ私は、技術を教える時に“素直さ”を大切にしているのか?」
という話をしてみようと思います。
また次回お届けします。
圓田 尚
フットセラピストアカデミー代表
一般社団法人フットセラピスト協会 代表理事









